隅田川沿いで暮らす愛犬たちとの毎日と、時折滞在する保護犬の里親様募集のためのblogです。
by vitomama
S |
M |
T |
W |
T |
F |
S |
|
|
|
|
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
|
2008年 09月 17日
どうしても気になること、
考え出すととまらなくなること、
動物愛護についてです。
日本の現実を知れば知るほど、
身震いするほどいたたまれなくなり
それでも自らは何も出来ず、自己嫌悪に陥り・・・
という出口の無いくり返し。
(超長文です・・・)
相方に
「こんなひどいブリーダーがね!・・・」
「こんなに捨てられる犬がいるんだよ!?」
「日本人はおかしいでしょ?」
など、そのつど話を聞いてもらうのですが
あまり真剣に聞いてもらえず。。。
過日もしつこく訴えていたら
「日本が遅れているって言う前に、世界の先進国のことを調べてみたら?」
とのお答え。
なーるほど。
日本が「動物愛護後進国」と言われて久しい中、
欧州諸国が先進国と言われていても、どの国が進んでいるのか
どれだけ素晴らしいのか自分は知らない。
それに、日本の動物愛護に関する法律についても名前しか知らない。
ということで、調べてみました。
ネットの、日本女子大学大学院尾崎裕子先生のコラムに
わかりやすく記されていましたので、その中から抜粋。
【日本】
1973年
「動物の保護及び管理に関する法律」
※1975年に動物愛護先進国イギリスから
エリザベス女王が来日するということで
その外圧により急遽制定された、という情けないもの。
1999年
「動物の愛護及び管理に関する法律」
動物を「命あるもの」という位置づけをし、「保護」から「愛護」にかわり
内容も大きく変わって細かな部分まで制定。
ただし、動物取扱業が、多くの海外では「認可制」であるのに対し
日本は「届出制」に留まる等、課題は残される。
2000年
「動物取扱業者に係る飼育施設の構造及び動物の管理の方法等に関する基準」
このような法律が定められているのですが、
日本人にはその周知度が低いため動物愛護に関する理解が低いのでは、
と先生は書かれています。
都市部ほど高く、地方ほど低い周知度、政府はもっと啓蒙していく
必要があると語っています。
ペットの家庭内での地位が向上しても、ペットも社会の構成員であること、
法律という契約の中での存在であるという意識が全国的に希薄であると
指摘しています。
さらには先進諸外国についても書かれています。
【イギリス】
1822年
「家畜の残酷で不適切な使用を禁止する法律(いわゆるマーチン法)」
1824年
「王立動物虐待防止協会設立」
※世界の動物福祉の総本山的規模と活動を行う機関
1951年
「ペット動物法」
他にも「動物処置法」など様々な法律が制定されている
「ペット動物法」ペットの衝動買いやペット飼育に不適切なものの
販売を防止する意味合いの法律。
ペットショップを認可制にする。
街頭や、公の場でのペットの販売が全面的に禁止。
また、警察官同様に動物愛護の捜査官(インスペクター)という
職務の人間がおり
動物虐待などの通報⇒出動⇒改善指導⇒場合によって裁判
というシステムが確立されている。
【ドイツ】
1933年
「ライヒ動物保護法」
1974年
「犬の屋外保有に関する命令」
例として、犬の飼育に関し、収容スペースや犬小屋の素材、
風向きや日当たり、リードの長さなどに詳細な規定有り。
1990年
「動物は物ではない」と民法に挿入される
税金に「犬税」がある。税額は、年間で
大型犬が約¥13,750円、小型犬で約¥8,250円
犬の飼い主には、街の清掃や公園の開放など、公的な恩恵が与えられているので、
そのコストを受益者が負担すべきと言う考えからだそう。
その他、フランス、アメリカなどの例が挙げられています。
日本は本当に遅れているなあ、と悲しくなる一方、これは!と思うのは
動物取扱業の免許制。
ある一定の基準を設け(高ければ高いほうがいいとは思いますが)
クリアした業者だけが、ブリーディング、販売ができる。
そうすれば、物のように扱われている命は随分と減るのではないかと。
さらには、イギリスのように、公的な場所での動物の販売の禁止。
ネットで販売なんてもってのほかです。
(ペットショップ利用者の自分が声高に言えることではありませんが・・・)
それにしても、まずは身近なところからです。
私の周辺でも、まだまだ、と思うことがたくさん。
でも、個人の考えや嗜好だから、口出しはできないのだけれど・・・・。
去勢や避妊についての認識。
もちろん、かわいそうです。
Vitoも相当痛そうでしたから。
どんな飼い主だって、愛犬に痛い思いなんてさせたくないし
タマタマをとっちゃったり、子宮全摘なんて恐ろしいことを
すき好んでするわけが無い!
でも、、、犬全体の幸せのため、なんです。
「うちの子の赤ちゃん見たいから・・・」というシロウトの出産。。。
ウチだって、Vitoやアスカの赤ちゃんは見てみたい!!!ものすごく!
でも、家系図をさかのぼって、障害のあるワンがいなかったと断言できる?
生まれた子に障害が無くても、その子孫にその障害が現れたら?
そういう子が増えたら???
本当は声を大にして言いたいのです。
|
|